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前回、続きとしてシンガポール独立記念日にも関わらずシンガポールについて光と影について書きたいと思います。

前回の記事:加熱し続けるシンガポール就職の本当の実態


シンガポール移住にメリットがある成功者

シンガポールは、本当に政府が賢い、シンガポールに興味がある人でしたら、一度は、こんなことを聞いたことがあると思います。東京23区ほどの面積しか持たず資源も持たないシンガポールの発展は、まさに賢い政府の努力の結晶といえます。

前回も紹介したように優れた税制度とアジアの拠点地として、大体的に政府がマーケティングを行い世界中のお金持ちと大企業を誘致しました。

ここまでの話を聞くと、シンガポールに移住すること、シンガポールに拠点を移すことがまるでシンガポールドリームのように成功を手にする近道と勘違いしますが、実際の現実はすべての人に当てはまるわけではありません。

たとえば、前回書いたようにすでに他国で成功を収め多額の資産を持っている人にとってシンガポールの低い税率は、物価の高さを考えても非常にメリットがあると思います。

また、すでにアジアの各地でビジネスを行っている会社にとってもアジア各国の人材を確保しやすく日本に比べると地理的にもどこにも近いためシンガポールに本社機能を持つことは非常にメリットがあると思います。


シンガポールは本当にメリットがあるのか

シンガポール進出は、メディアや一部の企業によってシンガポール進出をブームのように促進していますが、もちろん、上記のような場合には、ものすごいメリットがありますが、決してすべての人にとってシンガポール移転、移住がメリットがあるとは言いがたいです。


1.シンガポール移住で本当に節税できるのか

たとえば、日本でのみビジネスを行っている企業にとってシンガポールに本社を移転したところで、結局のところ、業務は、日本とのやり取りになり、日本人の採用、日本とシンガポールと両方での営業拠点を構えるための経費、本社の日本人を駐在員扱いにするための経費など、結局のところ、節税できたとしても経常利益は減ってしまうこともある。

また、現地採用者でもシンガポールは税金が安いからという人もいるが、一般的な現地採用者にとって多少増えて見える手取りをみて、節税できていると思っても海外に住んでいるからには、日本への一時帰国や、思わぬ際に発せいる医療費などをトータルに考えると、税金が安い以上に他の費用が発生しています。


2.アジアの拠点として進出

アジアの拠点としてシンガポールを拠点にと日本から進出する企業も多いです。もしすでにアジア各国でビジネスを行った上で、シンガポールにヘッドクォーターをと考えるのであれば、上記で書いたようにメリットは多くあると思います。

しかし、これからアジアに進出してみようと考えている中小企業にとってシンガポールを地理的に有利とみて拠点にする意味は個人的には、まったく見出せません。

たとえば、日本に進出してくる外資系企業は、日本最大の商業圏である東京と、第二の大阪、どっちでも成功したいから、地理的に有利な真ん中の名古屋に本社を構えるでしょうか。

そういう会社は少ないと思います。ましては、シンガポールの周辺諸国は、マレーシア、インドネシア、タイ、それぞれ文化も言葉も異なります。アジア各国への進出の拠点としてまずは、シンガポールと思っても、他国の文化やマーケットは、まったくことなり、結局のところ、各国に拠点を構えなければ何も始まらないということが安易に考えられます。

地理的に有利というのは、あくまでもすでにビジネスを行っている企業にとって有利なだけに過ぎないと思います。 アジア各国に進出したいのであれば、まずはターゲット国を絞り、その国から攻めていくべきだと思います。


3.シンガポール国内でビジネス

節税目的でもなくアジアのハブとしてでもなく、シンガポール国内でのビジネスの可能性を信じてシンガポールに進出してくる企業も多いと思います。シンガポールは、一人当たりの名目GDPが日本を抜いてアジアでNo1という印象も強いと思います。

バブリーなシンガポールにビジネスを展開して成功しようとシンガポールに進出、移住という人も多いと思います。しかし、実際、GDPが日本を抜いたといってもシンガポールの人口は、わずかに500万人程度です。

商業圏で考えると、福岡県の人口と同じくらいです。もちろん、ビジネスの内容により需要や競争率がまったくことなりますが、シンガポールに進出と聞くと何だか凄いことに思われるかもしれませんが、極論を言うと、福岡県に進出するのとなんらマーケット的にはかわりません。

むしろシンガポールの方が、500万人の人口の中にマレー系、イスラム系、華僑と多様な人種がおり、シェア獲得には、福岡以上に苦労するかもしれません。


加熱し続けるシンガポール就職の本当の実態のまとめ

いろいろと長々と書いてきましたが、ここ数年シンガポールがメディアなどで取り上げられる度、シンガポールドリームのような話をイメージしシンガポールへの進出、シンガポールでの就職を考える人もいるかも知れませんが、実際にシンガポールが取り上げられているのは、グローバル企業や裕福層向けのメリットであって、中小企業や現地採用の方などすべての人にシンガポール移住のメリットが当てはまるわけではないということです。

ブームに乗ることもよいことですが、一般的に流れている情報ではなく、自分にとってシンガポール進出、シンガポール移住のメリット、デメリットは?と一度じっくり考えてみることが大事だと思います。


| 2013年08月09日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
シンガポール就職


シンガポール独立記念日を翌日に控えた今日、こんなタイトルの記事を書いていいのかなーとも思いましたが、1個人としてこの「海外就職を目指せ!」というサイトを運営している以上、個人的に海外就職について思った光の部分も影の部分も1意見として紹介したいと思います。


注目され続けるシンガポール就職

シンガポールのブームは、ここ数年止まらず、次々と開発が進む高層ビルやマリーナサンズベイ、セントーサ島のユニバーサルスタジオなどバブリーな国の様子が毎日のように日本のテレビでも紹介されています。

また、日本での閉鎖的な職場環境や悲観的な将来を見据えてシンガポールに活路を見出したいと移住して来る人も毎年増えています。

シンガポールには、世界中から大企業が集まり、富裕層がシンガポールに居移住しているというのは、事実です。 そして、日本も例外なく、日本の内需の縮小から新たなアセアンマーケットの拠点、税制面のメリットを生かすべくシンガポールに進出してきています。

ここまでの話を聞くと、やはりこれからの時代、シンガポールだ。シンガポールで働けば、無限の可能性があると夢が膨む人も多いと思います。


シンガポールドリームは存在するのか?

昔、「芸能人は歯が命」のCMで話題になったホワイトニング歯磨き粉ですが、実際、CMに出演された俳優の方の歯は、真っ白で、あのCMをみると、誰もがあの歯磨き粉を使用すると、あのような白い歯を手に入れることができると想像し購入したと思います。

現在のシンガポールはそれに近いものがあるような気がします。

シンガポールの高層マンションやセントーサの数十億円の豪邸など、シンガポールでのバブリーな生活が映し出され、シンガポールで働くことにより、いずれ、もしかするとあのような生活を手に入れられるのではないか。と夢見てシンガポールで就職する人も少なからずいるのではないでしょうか。

しかし、それは、まるで都市伝説のような勝手な想像に過ぎないのが現実です。


成功したからシンガポールへ移住

たとえば、シンガポールに移住した著名人といえば、村上ファンドの村上氏、フェイスブックの創設者のサベリン氏、インドの通信王やオーストラリア1の富豪やニュージーランドの富豪などなどがいます。

シンガポールでバブリーな生活を送っている成功者達の大半は、シンガポールで成功を収めた企業や人ではなく、大半の人は、他国で成功し、その成功後にシンガポールに移住してきています。

勘違いしてはいけないのは、決して、シンガポールで一から働き始め成功を収めたわけではありません。

メディアなどで映し出されるシンガポールでの優雅な生活は、シンガポールの現地で成功を収めたからではなく、海外で成功をしたからシンガポールへ移住してきた人々です。シンガポール就職を考える前に、心のどこかにとどめておくべきだと思います。

長くなりましたので、次回、幻のシンガポールドリームとシンガポール就職の実態をもう少し掘り下げて書きたいと思います。


| 2013年08月08日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
シンガポール家族移住

先日は、若者がシンガポールを目指すという記事を書きましたが、シンガポールや海外を目指すのは、若者だけではありません。

最近では、特に既婚者やお子さんがいる人も海外移住を目指すケースが多くなってきました。本日は、「シンガポールに家族で海外移住は可能か」について紹介したいと思います。


関連記事:シンガポールを目指す若者急上昇中


家族でシンガポール移住を考える

シンガポールは、治安がよく、教育制度がしっかりしているため、家族移住している人が本当にたくさんいます。

日本人家族の大半は、駐在員と呼ばれる家族です。駐在員として海外に転勤してくる場合には、家族で住むコンドミニアムの家賃手当て、海外駐在手当て、またお子さんがいる場合には、学費手当てがでることが一般的です

これらの駐在員にとって家族でシンガポールに来ることは、なんの不安もないと思います。むしろ、お子さんにとってシンガポールのような国際的な環境で勉強できることは、何よりも貴重な体験となると思います。


現地採用として家族でシンガポールに移住は可能か?

奥さん、旦那さんやお子さんがいる方で現地採用としてシンガポールに就職する場合、まず、配偶者や家族のためのビザが取得できるかを考える必要があります。

多くの国では、就労ビザを取得する配偶者は未成年のお子さんは、配偶者ビザや家族ビザなどの別のビザが取得できますが、シンガポールでは、これらのビザを取得するにも条件があります。

シンガポール配偶者ビザが取れる条件は、EP/S Pass(どちらもシンガポールでの就労ビザ)所持者の基本月給が$4000以上です。

つまり旦那さん、または奥さんのいずれかシンガポールで働く方の収入が月に4000ドル以上(約30万円)ないと配偶者やお子さんはビザが下りません。


家族でシンガポールで生活するために必要な給料額は?

基本給が月に4000ドル(30万円)以上あれば、配偶者、お子さんの滞在ビザの取得が可能となりますので家族で移住することは可能です。しかし、実際、家族と生活するとなれば、家族で住めるコンドミニアム、または、HDB(日本でいう公団のような団地)を借りる必要があります。

シンガポールは、不動産が高いことで知られているように、たとえ郊外のHDBといえ、最低でも2000ドル(15万円)程度は必要です。

給料の半分が家賃ということになります。生活費は、日本より若干安く抑えることも可能ですが、海外では医療費だったり一時帰国だったりと思わぬ出費がでます。夫婦で一時帰国をするだけでもかなりの額になると思います。

そう考えると、一般的な現地採用としての待遇で家族でシンガポールへ移住するということは、安易ではないというのがわかると思います。

また、お子さんがいる場合、学校の学費は、シンガポール人やシンガポールでPR(永住権)を持っている人よりも外国人は高く設定されています。たとえ公立の学校でも日本の私立並みにかかることもあります。インターナショナルスクールや日本人学校の場合には、さらにお金がかかります。

夫婦二人の場合には、一般的な現地採用でもなんとか生活が可能といえても、お子さんもいる場合には、一般的な給料ではシンガポール移住は、無謀な挑戦だと思います。


どうすれば家族でシンガポールに移住できるか

家族でシンガポールに移住するには、どうすればいいか、それは稼げる能力を身につけてから来る、または駐在員としてくる。これらがベストだと思います。

夫婦、そしていずれはお子さんもシンガポールで育てていくとなると、最低でも8千から1万ドル(60万円から75万円)ぐらいの給料は必要なのではないかと思います。

またもう一つの方法として、配偶者も働きダブルインカムで生計を立てるという方法があります。シンガポールでは共働きが当たり前です。一方の給料が4000ドルでも配偶者も同じく4000ドルを稼ぐことができれば、トータルで世帯収入が8000ドル程度となり、どうにか生活できると思います。


家族でシンガポール移住のまとめ

駐在員として家賃の補助や学費の補助がない場合、家族でのシンガポール移住は、大変なことです。

1. すでに起業をしておりシンガポールに拠点を移しても生活していける所得がある

2. シンガポールでもサラリーマンとして稼げる能力に自信がある方

3. 一生共働きで夫婦ともにシンガポールで働いていく覚悟がある方


上記以外の方には、おススメはできません。

シンガポールは世界でも人事整理が簡単に行われる国でもあります。家族がいながら、リストラに会うことも想定できます。

シンガポールに夫婦のいずれかが移住したいと思ったら、まずはシンガポールでどのぐらいの給料を得ることができ、実際、家族で生活をするには、どのくらいの生活費がかかるか具体的に算出し、夫婦がともに納得した上で、移住を決めたほうが良いと思います。


| 2013年03月24日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
シンガポールマリーナベイ

Twitterで先に紹介させていただきましたが、現在、シンガポールを目指す若者が急上昇しています。なぜ、こぞってシンガポールを目指すのか、詳しく書かれた記事がありましたのでシェアさせていただきます。


日本に見切りをつけた若者の海外流出が加速?
今なぜ、彼らは“シンガポール”を目指すのか
URL: http://diamond.jp/articles/-/33018

タイトルは、若者がなぜシンガポールを目指すもっとも大きく単純な理由は、シンガポールに日本人の求人募集があるからだと思いますが、記事の中では、シンガポールへ日本を含めた外資系企業がなぜ進出するかにも焦点が当てられています。

法人税が安く、また今後、急激な経済成長が予測されるアセアン諸国のハブとして機能しているシンガポール。

また最近では現在の500万人の人口をさらに100万人増やす計画も上がっており、今後ますます注目が高まるシンガポール。

シンガポールに転職希望や進出希望の方には、とてもわかりやすいシンガポール就職についての記事だと思います。

| 2013年03月17日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
本日は、大人気シンガポール就職についてまとめ風に紹介したいと思います。

現在、日本人の間で最も人気がある海外就職先のひとつがシンガポールです。そんなシンガポールですが、実際、現地に住んでみると、意外な現実に直面します。

ノリでシンガポール就職してみたけど、すぐに日本帰国、1年で帰国、また3年以内に帰国をする確立は、70%以上とも言われています。

シンガポール就職、理想と現実のギャップに悩まないためにシンガポール就職の前に心に留めておきたい5つの事を紹介したいと思います。


住居は、シェアを覚悟

一般的な現地採用の給料で一人暮らしをすることはまずできないと覚悟を決めましょう。通常、2LDK 、3LDKの部屋の1室を間借りする形をとって生活をします。寝室は個室でもリビングやキッチンはシェア必須です。

住居は、自炊禁止の場合も

上記で紹介したようにシェアは覚悟、綺麗好きのオーナーによっては、キッチンが汚されることを気にして、料理禁止ルールがあるところも多いです。好きなときに自炊ができない、常に外食生活ということもあります。

仕事は、日本の派遣社員と同じような内容

海外就職と聞くと、外国人に囲まれバリバリと仕事とイメージですが、シンガポールで働く多くの日本人が就いている仕事と言えば、日本から経費節減のために海外に移管されたデータ入力、コールセンター、カスタマーサポートセンターなどが多いです。日本語のみの環境で働いていることが多いです。

社員の解雇に理由はいらない

シンガポールは世界中から大手企業が集まっています。企業側にとってシンガポールが人気の理由は、第一に税金が安いことが上げられますが、第二の理由として、人材が確保しやすいと同時に人員解雇がしやすいことがあげられています。

シンガポールでは、30日前通告で理由なしに社員を解雇することができるのです。シンガポール移住と張り切って現地に来ても翌月には、解雇になり荷物をまとめて帰国しているというもよく聞く話です。

海外に住んでいるだけでは英語は上達しない

公用語の一つが英語であるシンガポールに住んでいれば、英語が話せるようになると思っている人がいたら、大きな間違えです。

英語が話せなければ、英語を使う仕事には、就けません。日本語環境で毎日働き、会社の日本人と社外でも遊ぶ。多くの人は、2,3年経ってもシンガポールに住んでいるという理由だけでは、英語は勝手に上達しません。


以上、シンガポール就職を実現する前に心に留めておきたい5つの事でした。


| 2012年11月24日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
最近、シンガポールのビザ取得が厳しくなっております。知り合いのシンガポールの会社でも内定を出したものの、シンガポールで働くための就労許可のエンプロイメントパス(EP)が下りないというケースが発生しているようです。

本日は、シンガポールの就労ビザについて最近の変更点をアップデートの上、まとめてみたいと思います。シンガポールで合法手的に働くためには、以下のいずれかの許可証が必要です。

シンガポールの労働許可証の種類

1. Sパス

Sパスは、専門学校卒、短大卒以上、または同等の学歴を有し基本給が2800ドル以上の場合に申請可能な労働許可です。

次に説明するEPが大卒以上である必要があるため、採用したい社員が大学を卒業していない場合には、EPの代わりにSパスを申請するという感じで使用されています。

また、Sパスは、会社のシンガポール人の割合(もしくは永住権保持者)にもよるため、会社の社員構成などにもより、上記の条件を満たしても取得できないことがあるようです。

2. EP(エンプロイメントパス)

もっとも一般的なシンガポールでの労働許可証です。EPの中にも細かく分けると次の3つのカテゴリーがあり、カテゴリーによって取得できる条件も変わってきます。

Q1の取得条件・・・4大卒以上の学歴・基本給料が3000ドル以上
P2の取得条件・・・基本給料が4500ドル以上
P1の取得条件・・・基本給料が8000ドル以上

3. DP(ディペンデントパス)

SパスやEP所持者の配偶者または21歳以下の法律上子供が取得できる労働許可です。配偶者のパスや収入によっても取得できない場合があります。2012年9月より変更あり

シンガポールのMOM(Ministry of Manpower)により労働許可の条件は頻繁に変更になります。


シンガポールMOMのホームページにてビザの可能性についてセルフチェックできます。シンガポール就職に興味がある方は、ぜひ、チェックしてみてください。

シンガポール就労ビザ セルフチェック


| 2012年08月25日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |

前回、シンガポール就職でキャリアは得られるのか? をテーマに記事を書いてみました。「シンガポールや海外で働いている」と聞くととても聞こえはいいですが、実際に多くの日本人は、海外で就職することによってキャリアアップできるのかというとどうでしょうか。

前回の記事: シンガポール現地採用のキャリアパス


前回の記事をお読みいただき、実際にシンガポールで働いている人の中には、そんなことはない、シンガポールでの仕事はキャリアになっていると反論される方もいるかもしれませんが、現実として、シンガポールで働いている日本人の半数以上は、2,3年で日本に帰国しています。

2,3年で日本へ戻る理由

キャリアを求めてシンガポールに来る人がすべてではないので、一概には言えませんし、もともと2,3年の限定で海外に来る人が多いのも事実です。

帰国する理由は、「シンガポールが好きじゃない」、「シンガポールでの将来が見えない」、「シンガポーリアンが苦手」などの理由を挙げる人が大半です。

実際の理由は、数年シンガポールに住んだ末、現実に直面し、数年働いても、転職してみても給料は、来た当初とほとんど変わらず、このままでは、将来が見えないという理由で日本に帰国といいうケースが本音だと思います。


シンガポール就職のキャリアパスまとめ

シンガポール就職、海外就職は、人気があり、日本以上に就職先も簡単に見つけられることができますが、キャリアという点を考える場合、「海外で働く経験 = キャリア」 には、ならないということです。

もちろん、日本より努力や結果次第で年齢や性別、国籍に関係なく評価されるのが海外ですが、逆に努力や結果がなければ、何年働いても、どの職場にいっても最初の給料から大きく昇給することも昇進することもありません。

日本で経験やスキルがない人は、海外に行っても同様に経験やスキルが必要ない仕事にしか就くことができません。

結局ところ、キャリアで大事なことはどこの国で働いても、常に向上心を持ってスキルを高め、より高い志を持つことだと思います。


なお、前回、今回の記事は、キャリアに着目したシンガポール就職、海外就職をテーマに書きました。キャリアではなく、海外就職を人生経験と考えた場合には、日本では得ることができない貴重な経験がいっぱいできると思います。

| 2012年02月12日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |

現在、日本人の海外就職先として最も人気がある国のひとつシンガポール。そのシンガポールには、3000社以上の日系企業があり、また数多くの外資系企業がシンガポールをアジアの拠点してヘッドクオーターを構えています。

シンガポールは、治安もよく公用語にも英語が使用されているため、日本人にとって海外就職先としてもっとも身近で安心できる国です。

本日は、大人気で今注目を集めているシンガポール就職の現実について書きたいと思います。

シンガポール現地採用の動機

シンガポールで現地採用として働く日本人は、2000人以上。その9割が女性といわれています。多くの女性は、海外で働くことに憧れ、シンガポールで働いてみたいと自らの意思でシンガポールにやってきます。

シンガポールで働きたい理由として下記の点を上げる人が多いです。

  • ・英語を使って働きたい
  • ・国際的な環境で働きたい
  • ・女性でもキャリアになるような仕事がしたい
  • ・日本では男女差別や年齢的に働きづらいので、更なる活躍の場を求めて
  • これらを理由に日本を飛び出し、シンガポールで就職活動をします。実際、シンガポールでは、男女の差はほとんどなく、年齢による応募制限もあまりないため、年齢を問わず、女性で就職することが可能です。

    シンガポールで働きたい理由はどうであれ、大学を卒業資格さえあれば、ほぼ誰でもシンガポール就職が可能です。

    ※ ビザ取得のため、学歴が必要です。

    しかし、シンガポールで就職することは、誰でも可能であっても、シンガポールで働きたいと理由として述べた「英語を使って国際的な職場での仕事」、とか、「キャリアになる仕事」、「さらなる活躍の場も求めて」、、、、

    というような理由でシンガポールにきて、それらを実現した人は、1割にも満たないような気がします。求人自体そういう求人が少ないのも事実です。

    シンガポール現地採用の仕事内容の現実

    現実としては、シンガポールでの日本人向け現地採用の仕事は、9割は事務職です。コールセンター、事務処理、カスタマーサービス、駐在員の補佐、日系企業向けルート営業などです。

    世界中、誰でも知っているような大手外資系企業のシンガポール支社で働いているというと、聞こえはいいかもしれませんが、実際には、勤務がシンガポールというだけであって、働いている部署は、日本人だけの日本語部署、行っている業務は、もともとは日本で行っていたが、経費削減、人件費節約のために海外に移管されたデータ処理やサポートなどの補佐的業務です。

    シンガポール就職でキャリアは得られるか?

    社内で英語を使用することはあっても、国際的な仕事をしているとは、いいがたく、大半の日本人現地採用は、完全に日本向けの仕事を日本人だけでしています。

    キャリアになる仕事、さらに活躍の場を求めて、シンガポール就職を目指す人もいますが、実際に日本でキャリアがない人、活躍できなかった人は、海外のような即戦力を求める社会では、同じように活躍の場はありません。

    シンガポールに仕事を求めやってきて、職を得る人は、多いですが、キャリアを求めてシンガポールにやってきてキャリアを得る人は、本当にわずかだと思います。

    シンガポール就職、海外就職の人気は増す一方ですが、海外就職に活躍の場があるという一方的な思い込みは大変危険です。キャリアを本当に考えるのであれば、まずは現在の会社でキャリアになる実績を積むことが最終的にどの国にいっても通じるキャリアと呼べるようになると思います。



    | 2012年02月11日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |

    前回、前々回に引き続き、シンガポール就職情報を紹介したいと思います。

    海外で働くためには、各国で定めたビザが必要となります。シンガポールで働くためには、エンプロイメント・パス(Employment Pass/EP)というのを取得する必要があります。

    このエンプロイメントパスは個人で申請するわけではなく、まずは、雇用先を見つけ、内定がでたら、通常、会社で申請してくれるものです。

    しかし、EP取得には、一定の取得条件があるため、この取得条件を満たしていない場合には、会社としても採用をしてもビザが取れない可能性があるため、予め採用を見送るということもあります。


    シンガポールでのEP(エンプロイメントパス)取得条件

    ■ 最低月給3000ドル以上
    (新卒の場合の最低額が3000ドル以上、経験者は、経験をプラスした給料額)
    ■ MOM(シンガポール労働局)が認める4年制大学以上を卒業している事

    ※ 2012年1月からの条件です。

    シンガポールでエンプロイメントパスを取得するのは、4年制大学を卒業していることが必須条件となりますが、EPのほかにもSパスという就労できるビザもあり、こちらの場合には、専門学校、短大卒でも申請が可能です。ただし、会社の規模や構成によりSパスの取得が難しい場合もあります。

    また、上記の条件には含まれませんが、一定の職歴があることも審査の対象になります。


    シンガポールの就労ビザ、自己診断ツール

    MOMのサイト内でシンガポールでの就労ビザ取得の可能性について自己審査できます。


    Self Assessment Tool For Employment / S Pass

    セルフチェック審査では、国籍、卒業した大学、学部、職歴、給料などを選択していくことによりEPを申請した際に、取得できるか診断してくれます。

    シンガポール就職に興味がある方は、まず、ビザが取れる可能性があるかチェックをしてみると良いと思います。


    以上、シンガポールの労働ビザ取得条件でした。

    | 2011年12月29日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |

    シンガポールは、安い税金と整備されたインフラをアドバンテージに持ち、世界中のMNC(multinational corporation 多国籍企業)がシンガポールにアジア本社を構えています。

    また、日系企業も多く、ジェトロシンガポールの2008年度の報告では、実に2,900社の日系企業がシンガポールに進出しています。

    シンガポールの昇給率

    シンガポールのシンガポール日本商工会議所の発表によると、シンガポールの2011年の平均昇給率は、4%となる見通しとのことです。(去年は、3.7%でした。)

    また、ボーナスは、管理職で2.93ヵ月、非管理職で2.72ヵ月程度と予測されているそうです。

    この平均昇給率は、日系企業への調査であり、日本人や外資系企業への調査ではないことからは、同じ数字を当てはまめることが正しいかはわかりませんが、日本人の一般的な現地採用の給料にこの昇給率を当てはめると下記の昇給が予測されます。

    ■ シンガポール現地採用の一般的なお給料 3000ドル(18万円程度)
    ■ 1年働いた後の4%の昇給後の給料 3120ドル(18万8千円程度)

    1年の昇給は、日本円にして8千円程度です。

    もちろん、会社によっては、会社の業績がよかったり、本人の評価が高かった場合には、4%以上の昇給も期待できます。


    海外就職時の非現実的な昇給へ期待は危険

    シンガポールやタイで働く日本人の中には、現地採用の平均的な給料で入社した会社で1年働くと、20%〜50%程度、給料が上がると思い込んでいる人や、それぐらい上がらないなら辞めると会社への不満を言う人もいますが、

    3000ドルの給料オーファーを受けて入社して1年後に4000ドルになるとか、6万バーツの給料で入社したのに来年の昇給では、10万バーツは最低ほしいとか、思い込むのは現実的ではありません。

    むしろ、それぐらいの給料が自分の能力を考え、打倒と思うのであれば、予めその給料額を提示してくれる企業へ就職するほうが、良いと思います。

    以上、シンガポールの昇給率についてでした。


    | 2011年12月24日 | シンガポール就職 生活情報 | - | - |
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