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| 2015年01月07日 | - | - | - |
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前回、続きとしてシンガポール独立記念日にも関わらずシンガポールについて光と影について書きたいと思います。

前回の記事:加熱し続けるシンガポール就職の本当の実態


シンガポール移住にメリットがある成功者

シンガポールは、本当に政府が賢い、シンガポールに興味がある人でしたら、一度は、こんなことを聞いたことがあると思います。東京23区ほどの面積しか持たず資源も持たないシンガポールの発展は、まさに賢い政府の努力の結晶といえます。

前回も紹介したように優れた税制度とアジアの拠点地として、大体的に政府がマーケティングを行い世界中のお金持ちと大企業を誘致しました。

ここまでの話を聞くと、シンガポールに移住すること、シンガポールに拠点を移すことがまるでシンガポールドリームのように成功を手にする近道と勘違いしますが、実際の現実はすべての人に当てはまるわけではありません。

たとえば、前回書いたようにすでに他国で成功を収め多額の資産を持っている人にとってシンガポールの低い税率は、物価の高さを考えても非常にメリットがあると思います。

また、すでにアジアの各地でビジネスを行っている会社にとってもアジア各国の人材を確保しやすく日本に比べると地理的にもどこにも近いためシンガポールに本社機能を持つことは非常にメリットがあると思います。


シンガポールは本当にメリットがあるのか

シンガポール進出は、メディアや一部の企業によってシンガポール進出をブームのように促進していますが、もちろん、上記のような場合には、ものすごいメリットがありますが、決してすべての人にとってシンガポール移転、移住がメリットがあるとは言いがたいです。


1.シンガポール移住で本当に節税できるのか

たとえば、日本でのみビジネスを行っている企業にとってシンガポールに本社を移転したところで、結局のところ、業務は、日本とのやり取りになり、日本人の採用、日本とシンガポールと両方での営業拠点を構えるための経費、本社の日本人を駐在員扱いにするための経費など、結局のところ、節税できたとしても経常利益は減ってしまうこともある。

また、現地採用者でもシンガポールは税金が安いからという人もいるが、一般的な現地採用者にとって多少増えて見える手取りをみて、節税できていると思っても海外に住んでいるからには、日本への一時帰国や、思わぬ際に発せいる医療費などをトータルに考えると、税金が安い以上に他の費用が発生しています。


2.アジアの拠点として進出

アジアの拠点としてシンガポールを拠点にと日本から進出する企業も多いです。もしすでにアジア各国でビジネスを行った上で、シンガポールにヘッドクォーターをと考えるのであれば、上記で書いたようにメリットは多くあると思います。

しかし、これからアジアに進出してみようと考えている中小企業にとってシンガポールを地理的に有利とみて拠点にする意味は個人的には、まったく見出せません。

たとえば、日本に進出してくる外資系企業は、日本最大の商業圏である東京と、第二の大阪、どっちでも成功したいから、地理的に有利な真ん中の名古屋に本社を構えるでしょうか。

そういう会社は少ないと思います。ましては、シンガポールの周辺諸国は、マレーシア、インドネシア、タイ、それぞれ文化も言葉も異なります。アジア各国への進出の拠点としてまずは、シンガポールと思っても、他国の文化やマーケットは、まったくことなり、結局のところ、各国に拠点を構えなければ何も始まらないということが安易に考えられます。

地理的に有利というのは、あくまでもすでにビジネスを行っている企業にとって有利なだけに過ぎないと思います。 アジア各国に進出したいのであれば、まずはターゲット国を絞り、その国から攻めていくべきだと思います。


3.シンガポール国内でビジネス

節税目的でもなくアジアのハブとしてでもなく、シンガポール国内でのビジネスの可能性を信じてシンガポールに進出してくる企業も多いと思います。シンガポールは、一人当たりの名目GDPが日本を抜いてアジアでNo1という印象も強いと思います。

バブリーなシンガポールにビジネスを展開して成功しようとシンガポールに進出、移住という人も多いと思います。しかし、実際、GDPが日本を抜いたといってもシンガポールの人口は、わずかに500万人程度です。

商業圏で考えると、福岡県の人口と同じくらいです。もちろん、ビジネスの内容により需要や競争率がまったくことなりますが、シンガポールに進出と聞くと何だか凄いことに思われるかもしれませんが、極論を言うと、福岡県に進出するのとなんらマーケット的にはかわりません。

むしろシンガポールの方が、500万人の人口の中にマレー系、イスラム系、華僑と多様な人種がおり、シェア獲得には、福岡以上に苦労するかもしれません。


加熱し続けるシンガポール就職の本当の実態のまとめ

いろいろと長々と書いてきましたが、ここ数年シンガポールがメディアなどで取り上げられる度、シンガポールドリームのような話をイメージしシンガポールへの進出、シンガポールでの就職を考える人もいるかも知れませんが、実際にシンガポールが取り上げられているのは、グローバル企業や裕福層向けのメリットであって、中小企業や現地採用の方などすべての人にシンガポール移住のメリットが当てはまるわけではないということです。

ブームに乗ることもよいことですが、一般的に流れている情報ではなく、自分にとってシンガポール進出、シンガポール移住のメリット、デメリットは?と一度じっくり考えてみることが大事だと思います。


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